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外用剤


皮膚疾患で来院されるほとんどの患者様に、外用薬が処方されます。もちろん疾患によっては内服薬などの処方もありますが、大抵の方は外用薬での治療となります。

ステロイド軟膏を処方される患者様も多く、中には『ステロイドって塗っても大丈夫なの?』と心配される方もいらっしゃいます。

ステロイドは、もともと人間の体内の臓器(副腎)から作られているホルモンです。
そのホルモンの作用を応用し、軟膏にしたものがステロイド軟膏になります。

ステロイドの作用
🔶抗炎症作用:炎症を促す物質の産生を抑制する
🔶細胞増殖抑制作用:炎症反応を引き起こす細胞の増殖を抑える
🔶血管収縮作用:炎症部の血管を収縮させ、患部の赤みを鎮める
🔶免疫抑制作用:抗体の産生を抑制する

要するに、「局所皮膚の燃え盛る火事に対する、最強の消防車」と考えれば、ステロイドに対する心配も軽減するのではないでしょうか。

そして、症状の軽快とともにより弱いランクのステロイド外用薬にレベルダウンしていきます。
いきなり止めると皮膚症状は再燃することが多いので、適切な外用が必要になります。
ステロイドを怖がって、外用薬を少なく塗る方もいらっしゃいます。しかし、少ない量では炎症を十分に抑えきれず、治療が長引くこともあるので適量を塗る必要があります。

外用薬の使用量の目安を説明しますね。
ぜひ参考にしてください。

フィンガーティップユニット(finger tip unit : FTU)

1FTUはチューブ型の軟膏を指の先端から第1関節まで出した量を指し、約0.5gに相当します。

この量は大人の手のひら2枚分に相当する面積に塗布するのが適量です。容器に入った外用薬では、おおむね大豆1個分の大きさとなります。

参考文献 : 皮膚科看護学入門 著書 安部正敏