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子供の保湿


こんにちは 山田です。
少しずつ暖かくなってはいますが
まだまだ空気も乾燥し、
当院にも多くのカサカサ、かゆかゆの患者様来院されています。
そこで今日は小児のスキンケアについて。

小児の皮膚はとてもデリケート。
大人と比べ下記の特徴があります。
1.季節を問わず皮脂量が少ない
2. 角層の水分量も少ない
3. バリア機能が弱い

そう。そとからの刺激にとても敏感なのです。
そこで重要なのがスキンケア。

ガサガサ、ざらざら、赤み痒みがある場合は炎症が起きているのでステロイド外用が必要となりますが、それ以外、つるつるすべすべな部分は保湿剤でOKです。

重要なのは塗るタイミングと量です。
・入浴後10〜15分以内
・顔の場合は食後口の周りを拭いた後
・おむつ交換の後
に塗りましょう。

特に入浴後は速やかに。
入浴後は皮脂も洗い流されているため水分量はどんどん減ります。
入浴直後一時的に上昇した水分量は急速に低下します。
20分経過で入浴前より10%減


1時間経過すると入浴前より20%減少!!
お風呂入る前より乾くのです!!!

タオルで拭いたらすぐですね。←大人もですよ!!

スキンケアは皮膚バリアを正常にしてアレルゲンの経皮感作を防ぎます

これが将来のアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、喘息、アレルギー性鼻炎などアレルギーマーチの予防となるのです。

動き回るお子さんに外用するのはとても大変ですが将来のためと考え頑張りましょう。