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手湿疹・手荒れ


手湿疹・手荒れとは

手のひらや甲、指に痒みを伴う赤み・腫れ・水ぶくれ・ひび割れといった症状がみられるものです。
手のひら、指には皮脂腺が少なく、角質層が皮膚を保護する役目を果たしています。
頻回に石鹸や洗剤などで手洗いや水仕事をし、その後お手入れをしないで放っておくと、
皮膚のバリアは乱れ外からの刺激を容易に受けてしまい症状が出現します。

主に痒みと発赤が起きるアレルギータイプと、主に皮膚の乾燥・ひび割れ・痛み画商いる非アレルギータイプがありますが療法が合わさった混合型が多くを占めます。
非アレルギータイプは洗剤・アルコール消毒・ハンドソープが大きな原因となります。
アレルギータイプは美容師のヘアカラー剤・医療従事者の手袋・消毒薬など職業との関連が多いです。

手湿疹・手荒れの予防
とにかく保湿が大切です。手が水で濡れた後はこまめに、量もたっぷり外用します。
また、水仕事の際には綿の手袋の上にゴム手袋などを着用して、直接水や洗剤に触れないようにしましょう。

当クリニックでの治療法
日本皮膚科学会ガイドラインに基づき治療を行います。
基本は、1)発症・悪化の原因となる物質を避けること
    2)保湿剤で皮膚を保護すること
    3)炎症を取り除く
    4)痒みを軽減させる
です。保湿剤にはワセリン、尿素製剤、ヘパリン類似物質製剤などがあり、亀裂や痛みの有無、症状や程度に合わせて選択します。
市販の保湿剤で改善せず症状が長引くときは、早めに皮膚科を受診しましょう。
特に炎症が強い場合は、その程度に合った強さのステロイド外用薬を使用します。また、痒みが強い場合は、抗アレルギー薬の内服も併用します。
外用剤や内服が基本ですが、中波長紫外線を用いた光線療法(エキシマライト)が有効な場合があります。が、1〜2週に1度程度照射することでずいぶん症状が改善される方もいらっしゃいます。

上記の治療を行ってもなかなか治らない場合、手湿疹ではなくほかの皮膚疾患である可能性があります。
手湿疹と分けて考える必要がある皮膚疾患の例は以下のとおりです。


症状が主婦湿疹と似ているため間違われやすい皮膚疾患として、以下のものが挙げられます。
●汗疱(かんぽう)
手の平や足の裏に小さな水疱が生じます。手の平や足の裏に汗をかきやすい人に多く、汗が皮膚から排泄されずに溜まることで起こると考えられています。
●掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
手のひらに、赤み、白黄色の小さな水疱(小膿疱)、皮剥け・かゆみが現れる皮膚疾患です。原因には金属アレルギー、扁桃や鼻腔などへの細菌感染、喫煙などが考えられます。
掌蹠膿疱症の治療方法は原因となるアレルギー物質、病気などがあればまずはそれを取り除き、かゆみや皮疹などの症状に合わせた対症療法を行います。

●手白癬(てはくせん)

俗にいう手の"水虫"です。手のひら全体に、フケのように剥がれかかったような状態、角質肥厚がみられます。
白癬菌の増殖を抑える治療を行います。

以上のように、手湿疹が治らない場合はさまざまな原因が考えられます。適切な治療を受けるためにも市販外用剤に頼らずお早めの受診をおすすめします。